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8月13日(ブルームバーグ):ニューヨーク外国為替市場では、主要6通貨のバスケットに対するドル指数が週間ベースで上昇。先週までは週間ベースで2004年以来最長の連続安だった。米景気回復のペースが停滞しつつあるとの懸念からドルに対する安全需要が高まった。
ドルは週間ベースで対主要16通貨すべてに対して上昇した。連邦公開市場委員会(FOMC)は会合後に発表した声明で、「経済の回復ペースは当面、これま で予想されていたよりも緩やかなものになる可能性が高い」と指摘、米連邦準備制度理事会(FRB)が保有する証券を一定に保つと決定した。この日ユーロは 下落、100日移動平均を下回った。ユーロ圏経済の成長が減速に向かうとの懸念が広がった。
ゲイン・キャピタル・グループ傘下のオンライン為替取引会社FOREXドット・コム(ニュージャージー州ベドミンスター)のチーフストラテジスト、ブライアン・ドーラン氏は、「世界経済の見通しはかなり急激に悪化した。これまで景気の弱さを示す経済統計が相次いで発表されている」と述べ、「ショートカバーのため、あるいはより安全だと受け止められている通貨としてドルが買われている」と説明した。
ドル指数は0.4%上げて82.935、週間では3.1%の上昇となる。先週までの同指数の9週連続下落は、2004年12月3日の週までの11週連続以来で最長だった。