2010年12月27日月曜日

③The Donchian Scalper EAのバックテストの結果 その1

現在運用中のドンチャンチャネルのスキャルシステム(③The Donchian Scalper EA)でのバックテストの結果です。

テストバージョンは、1.10です。

このバージョンのEAの概要は、EA稼働の経緯 The Donchain Scalperになりますが、この中の、

1.TimeOut・・・ポジション保有後一定時間後に自動で決済する機能

2.derivative・・・デリバティブオシレーターインディケーターを使用したフィルター(
デリバティブオシレーターインディケーターはダイバージェンスのように相場の反転のサインを示します。ロングで高値掴み、ショートで安値掴みをすることを避けようとするフィルターです。


の機能を使った場合のバックテストの結果です。


1.TimeOutのバックテストの結果

共通条件は、
タイムアウトまでの時間3600分(2.5日)
足:5M 
期間:2010.10.01 - 2010.12.24
初期資金 3000$

①USDJPY


②USDCHY


③EURUSD


④GBPUSD


⑤EURGBP


⑥AUDUSD


感 想:タイムアウトまでの時間をどう取るかによりますが、他にも何パターンかテストをしてみましたが結果はそれぞれあまりよいものではありませんでした。一 回に大きなドローダウンをしない点というメリットはありますが、この使用条件ではあまり実用的ではないという感じがします。

2.derivativeのバックテストの結果
共通条件は、
derivativeオシレーターは週足の値をフィルターに使用
足:5M 
期間:2010.10.01 - 2010.12.24
初期資金 3000$


①USDJPY


②USDCHY


③EURUSD


④GBPUSD


⑤EURGBP


⑥AUDUSD


感想: AUDUSDなど最後にガクンと損失が出ているのはテスターで保有ポジションが強制的にクローズされているためです。その為そのままトレードしていればこの損失にはならなかった可能性があります。

肝心な derivativeインディケーターですが、EUSRUSD以外はあまり役に立っていないようです。
結局高値・安値掴みをしており、そのポジションの損失が大きくなってきています。

長期トレンドの高値・安値の反転のシグナルにはなりますが、短期的な価格の上下にはうまく対応しきれていないようです。

今のところ、.derivativeのオプションを使用してEURUSDで運用するのが一番効率的な感じです。