2010年8月17日火曜日

吉田氏のコラム

ソース http://zai.diamond.jp/servlets/Query?SRC=zaifx/column/column&cate=yoshida&art=100より抜粋
緑の部分は個人に的に気になる箇所

まとめ
円高は一旦止まる見通し
理由は、
・円の買い待ちが()限界圏
・米国の金利水準が下がりすぎ
・日銀総裁の為替に関する談話
の為。

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円高傾向について

 米CFTC(米商品先物取引委員会)統計によると、円のネット・ロング(買い持ち)は、経験的に5~6万枚が限界圏なのですが、すでにそこまで達しています。

 このように、円の「買われ過ぎ」を拡大させてきた要因の1つが、日米金利差の縮小です。

政策金利差も縮小しているが、

(さらに)日米の10年債利回り、すなわち長期金利の差を見ても、この間に米ドル優位が2%を大きく下回ってきました

 これは、2009年春にかけての「100年に一度の危機」以来の小幅なものになっています。

(日銀総裁の為替に関する談話でも)
「総裁談話」は、一般に思われているより「異例」のもので、過去の実績をみると、円高阻止効果があったということです。

 これまで見てきた

「円買い」の行き過ぎ、
米国の金利低下の行き過ぎ、
そして「総裁談話」のジンクスなどを合わせて考えると、

目先的には「円高・米ドル安」がクライマックス局面にある
のではないかと思っています。