2010年12月18日土曜日

①HL Fibo Trader EAの使用方法・使用条件 その2

HL Fibo Trader EAの使用方法です。

他のEAは基本的に装着すれば、そのまま使用できますが、 HL Fibo Traderは勝率を上げるために半裁量のようなEAとして使用しています。

TSFのサイトにあるオリジナルの  HL Fibo Traderはロング専用のEAとして最適化されている為、ショートの成績はあまりよくありません。またユーロドル専用のEAになっている為、汎用性が余りありません。そのため他の通貨ペアでも使用できるように多少の変更を加えました。

 

変更点

①トレンド確認用のために、Derivative_Oscillator.mq4インディケータを追加しました。
(上記画像のサブウインドウのインディケータ)

このインディケータは特に週足で使用した場合にダイバージェンス系のインディケータのように使用可能です。
価 格は上昇しているのに、Derivative_Oscillatorの値が減少している場合はトレンド転換のサインとして見ることができます。また、価格 は下降しているのに、Derivative_Oscillatorの値が上昇している場合はトレンド転換のサインとして見ることができます。

このインディケータで週足のトレンドを確認し、ロングトレンドの場合は,日足のチャートでロングのみ、ショートトレンドのときはショートのみでエントリーを行います。

② エントリーの比率をTSFの物とは変更しています。(ロング65%、ショート35%)。大抵の場合はこの値でよいと思いますが、相場のトレンドによっては 適時有効な値に変更してみてください。ロングの場合は%が少ないほど、ショートの場合は%が多いほど利益は大きくなりますが、エントリーできる可能性は少 なくなります。


EA具体的な使用方法は下記のようになります。

週足チャートのDerivative_Oscillatorインディケーターの値を確認し、Derivative_Oscillatorがマイナスからプラスになった場合はロングでエントリーの設定を行います。(下記の画像の指が上向きのタイミング)




また、 Derivative_Oscillator.mq4の値がプラスからマイナスになった場合はショートでエントリーの設定を行います(上記の画像の指が下向きのタイミング)。

※ただしこの設定だとだましもあるため、もうひとつのフィルターとしてハイローバンドの比率を使用します。

ロングの場合、週足のハイローバンドで価格が真ん中の赤線よりも下の状態の場合はトレンドは弱い状態です(下記の画像の①の場合)。この場合はこのラインを価格が上抜ける(下記の画像の②の場合)までエントリーを待つか、ロット数を少なくしてエントリーします。
 

ショートの場合、週足のハイローバンドで価格が真ん中の青線よりも上の状態の場合はトレンドは弱い状態です(下記の画像の①の場合)。この場合はこのラインを価格が下抜ける(下記の画像の②の場合)までエントリーを待つか、ロット数を少なくしてエントリーします。
 

エントリー方向が確認できたら、EAの設定画面の全体タブからロングの場合は「only long」、ショートの場合は「only short」を選択します。これでそれぞれロングのみもしくはショートのみのトレードしか行わなくなります。



後は、毎週週足が確定したときに、Derivative_Oscillatorの値(とハイローバンドの比率)を確認し、プラスからマイナス、マイナスからプラスへの変化があれば上記のロングとショートの設定を入れ替えます。

決済はEAを稼働すれば自動的に行われますが、ロングとショートを変換した際にポジションが残っている場合は残っているポジションを手動で決済してください。

バッ クテストではこれらの設定だけでも利益が出ていますが、 Derivative_Oscillatorの値がプラス圏で上昇から明らかに下降、またはマイナス圏で下降から明らかに上昇になっているときには、一旦 既存ポジションが決済されたタイミングで、EAをはずしてもよいかも知れません。

時間足はバックテストでは日足が最も安定してるため、これで使用していますが、トレード回数が少ない場合などは上位の時間足のトレンドを確認しながら1h足などで使用してもよいと思います。

テンプレートを表示した状態で、デモトレードで5分足などの短い時間足で使用しているとEAの動作がよくわかるので参考になると思います。

その3に続く