2010年8月27日金曜日

円高で何が買えるか

ソース http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920021&sid=amc_Ix7Vkz3wより抜粋
緑の部分は個人に的に気になる箇所

  8月26日(ブルームバーグ):円相場の上昇と歩調を合わせるかのように、パニックが高まっていくのが感じられる。

分かりにくい時代になった。通常なら、為替相場はファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)を反映する。景気がよければ、通貨は強くなる。ゼロ金利と過剰債務なら、弱くなる。ところが日本では事態が悪くなればなるほど、円が高くなる。

日本は21世紀の最初の10年を、規制緩和と税制改革、生産性向上と起業家支援に使うこともできた。より多くの移民を受け入れ、教育システムを刷新し、アジアからの旅行客呼び込みでシェア拡大を目指すこともできた。

  しかし日本はそうせず、為替相場にばかり気を取られていた。いくら気にしていても、円は結局この間に27%も上昇した。7人もの首相が目まぐるしく入れ替わり、この負け戦をたたかった。いま、円で買うべきものは新しい戦略だ。(ウィリアム・ペセック)