2010年8月23日月曜日

豪 政治

8月23日(ブルームバーグ):21日投開票のオーストラリア総選挙では、与党・労働党と最大野党・自由党率いる保守連合がともに下院(定数150)で過半数(76議席)に届かず、70年ぶりにどの陣営も過半数を確保できないハングパーラメント(中ぶらりん議会)となることが確実となった。これは鉱山会社を対象とする資源税の導入計画の中止につながる可能性がある。両陣営は現在、多数派工作を進めているが、独立系議員の取り込みで保守連合が優位に立っている。

 RBCキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、スーリン・オン氏(シドニー在勤)ら市場関係者は、中ぶらりんの状態が長く続けば続くほど、投資家にとって事態は悪化するとみている。

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議会は二院制で、連邦制のため上院が優越する。選挙権は18歳以上(義務投票制)。上院は任期6年で、議員は各州から12名ずつ、特別地域(首都とノーザンテリトリー)から2名ずつの計76人から構成され(単記移譲式投票)、州を代表する。下院は任期3年で、小選挙区から1名ずつ選出され、定員は150人。主な政党は労働党自由党国民党緑の党(グリーンズ)、民主党。

共和制へ移行して名実共に英国から独立すべきと主張する共和派も活動しており、君主制の是非を問う国民投票も何度か実施されたが、僅差で否決されている。