2011年3月10日木曜日

⑨Simple Hedger EAの使用方法

2つの通貨ペアの相関性(負の相関性)を利用して同一方向に同時にエントリーするEAになります。



例えばEURUSDとUSDCHFなどは負の相関性が強いため、どちらかが上昇すれば、もう片方は下落する可能性が高いです。

その為、両通貨を同一方向に保有してトレード(ヘッジ)を行なっていればトータルの損失はある程度抑えれれます。

このEAはその中で利益が指定した額に達した瞬間に自動的に全てのポジションを決済して、利益を確定してくれるEAになります。

また、AUDUSDとUSDCHFのロングなどのプラスのスワップ金利が付く組み合わせでポジションを保有すれば長期保有した場合でもかなりのスワップ金利を受け取れる事になります。

動作の例としては、買い(初期ロット0.05 追加0.01ロット)で設定した場合は、EAを稼動させたタイミングでEURUSDとUSDCHF(通貨ペアは任意)をそれぞれ0.05ロット(値は任意)づづ買います。

その後両方のポジションの合計利益が1000円(値は任意)以上になればポジションを決済します。

しかし、含み損が膨らみ、含み損が1000円(値は任意) 以上になればそれぞれの通貨を0.06(0.05+0.01)ロットづづ買い増します。更に含み損が2000円以上になればそれぞれの通貨を0.07(0.05+0.01+0.01)ロットづづ買い増ます・・・・といった感じでポジションを積み増していきます。


最新版の追加機能としては下記の機能があります。(詳しくは下記パラメーターを参考にしてください。)

・最大ポジション数の設定
・ロット数の増加方法の変更
・トレード時間の制限を可能

時間足:装着する時間足はどの時間足でも可能です。※symbol1に指定した通貨ペアのチャートにEAを装着してください。
通貨ペア:どの通貨ペアでも可能(AUDUSDとUSDCHF、EURUSDとUSDCHFの組み合わせを推奨)
最大同時ポジション数:任意(変更可能)

Simple Hedger EAの使用ファイル

[ファイル名]

Simple Hedger v1.05mod4(stoptime).ex4

ファイル数合計 = 1 個

主要設定ファイルのパラメータ-
 
closeall=true;              // このパラメーターをtureにすると指定した時間以外はトレードを行わなくなります。falseにすると常にトレードを行います。

magic=xxx;                   // マジックナンバー 他のEAを使用する場合は番号を固有の番号に変更してください。
initiallots=0.02;           //初期ロット
addlots=0.01;           // ポジション追加時の追加ロット数(cumulative=trueの場合に有効)
lotdigits=2;                  // 最小ロットの桁(1=0.1 2=0.01ロット)
cumulative=true;             //ポジショの追加時にロット数の増加を行うかどうか
maxtrades=12;                 // 最大同時ポジション数
target=200;                 // 利確値 保有中のポジションのトータル利益がこの額になったときにポジションを全てクローズします。
steploss=500;               //最初の注文(2通貨ペア)の含み損がこの額に達した時にポジションを追加します。

starthour=0; //closeall=true時のトレード開始時間
stophour=7; //closeall=true時のトレード終了時間 時間はサーバーの時間になります(メタトレーダー上の気配値の箇所に表示される時間)。ローカルPCの時間では無いので注意が必要です。

symbol1="EURUSDFXF";          // 使用通貨ペア1
symbol2="USDCHFFXF";          // 使用通貨ペア2(通貨ペア名はメタトレーダー上に表示されている表記通りに正確に入力して下さい 大文字小文字を区別します

type=0;                  // エントリーの方向 0=買い, 1=売り (autotype=trueのときは無効です)
autotype=true;              //自動でエントリー方向を決めるかどうか(下記4つのパラメータを使用してエントリー方向を自動で判断します。下記4つのパラメーターの値は基本的にそのまま使用してください。)
matf=60;
maperiod=5;
mamethod=3;
maprice=4;

注:ロット数、最大ポジション数の設定によっては保有ポジションのロット数がかなり大きくなります。含み損はヘッジしていますのである程度抑えられますが、低レバレッジの会社でトレードを行っている場合、ポジション保有時の維持証拠金の額が大きくなりマージンコールにかかる可能性がありますので、資金とロット数の関係に注意して下さい。