2010年8月6日金曜日

書評 新たなる金融危機に向かう世界 [単行本] 副島隆彦 (著)



好みが分かれる副島氏ですが、新作をざっと読んでみました。

基本的に更なる円高・ドル安が進行し、ユーロドルも一旦下げるだろうという内容になります。

立ち読み程度なので、あまり詳しく感想は書けませんが、参考程度に読むのがよいと思います。

実際のトレードには、思い込みや先入観はあまり無い方がよいですが、相場の大きな流れを読むことは必要だと思います。


[目次]
第1章 世界の金融経済はまだまだ落ち続ける(アメリカがユーロの次に金の暴落を仕掛ける;1年間の戻り相場が終 わり、ダウは6500ドルに向けて下落する ほか);第2章 ユーロ危機はアメリカによって仕組まれた(一時998ドルの暴落はシカゴ・マーカンタイル取 引所が仕掛けた;CMEのメラメッドとNYSEのマードックの戦争 ほか);第3章 それでもユーロとEU(ヨーロッパ同盟)は崩壊しない(ユーロ安は1 ユーロ=0.99ドルまで進むが、そこから反転する;ECB(ヨーロッパ中央銀行)は、やってはいけない国債引き受けをやってしまった ほか);第4章  アメリカのインチキ経済が破綻し、世界は恐慌に突入する(資本主義の長期波動の動きには誰も逆らえない;アメリカは4000兆円を実損で処理しなければな らない ほか);第5章 「6・2反小沢クーデター」はアメリカが仕掛けた(鳩山・小沢政権の崩壊は「反小沢クーデター」だった;「6・2反小沢クーデ ター」を実行した者どもを許すな ほか);あとがき 人間とはあさましくもドン欲な生き物である