当ブログに掲載中のEAに関して質問がありましたのでこちらに回答させてもらいます。
質問:
パラメータについての質問です。ブログのEAの解説に書かれているより、実際のEAには多くのパラメータが有り、設定で迷っています。 各パラメータの意味などをどこかに掲載していただけると幸いです。
回答:下記が未記載分のパラメーターになります。
A.各EA共通のパラメーター
☆移動平均線関係のパラメーター(※1)
移動平均線の種類
SMA | 0 | 単純移動平均線 |
EMA | 1 | 指数移動平均線
|
SMMA | 2 | 平滑移動平均線 |
LWMA | 3 | 加重移動平均線 |
移動平均線に使われる価格の種類
PRICE_CLOSE | 0 | 終値 |
PRICE_OPEN | 1 | 始値 |
PRICE_HIGH | 2 | 高値 |
PRICE_LOW | 3 | 安値 |
PRICE_MEDIAN | 4 | 中間値 (高値+安値)/2. |
PRICE_TYPICAL | 5 | 平均値(高値+安値+終値)/3. |
PRICE_WEIGHTED | 6 | 加重終値(高値+安値+終値+終値)/4. |
☆ロット数関連のパラメーター
magic=1234 //マジックナンバー 同一通貨ペアで異なったEAを使用する場合は固有の番号を入力してください
lotsoptimized=false; //ロット数の最適化機能を使用するかどうか(mmと同等)
mm=false; // ロット数の最適化機能を使用するかどうか
risk=1; // ロット数の最適化時のリスク%
minlot=0.01 //最小ロット数
maxlot=100 //最大ロット数
lotdigits=2; // 最小ロット数の桁数です, 1=0.1, 2=0.01 使用する会社のロット数に合わせて変更してください。
martingale=false; // マーチンゲール機能を使うかどうか
multiplier=2.0; //マーチンゲール使用時の倍率
☆バスケット決済方式のパラメーター
basketpercent=false; //バスケット決済方式を使用するかどうか'(複数のポジションがある場合に損益を合算して決済する方式です)
profit=10; // 資金量に対して何%の利益が出た場合に決済を行うか
loss=30; // 資金量に対して何%の損失が出た場合に決済を行うか
☆注文関係のパラメーター
ecn=false; // ECNブローカーどうか(ECNに関しては
こちらを参考にしてください)
oppositeclose=true; //現在のサインと反対方向のサインが出たときに現在のポジションをクローズするかどうか
reversesignals=false; //サイン反転させるかどうか(ロング→ショート ショート→ロング)
tradesperbar=1; //現在のバーの中で持つポジションの上限です(通常1を指定します)
hidesl=false; //ストップロスを隠すかどうか ストップロスと現在価格の値幅に制限がある場合にストップロスを入れずにストップロスの値になった場合にポジションをクローズします。
hidetp=false; // 利確ポイントを隠すかどうか 利確ポイントと現在価格の値幅に制限がある場合に利確ポイントを入れずに利確ポイントの値になった場合にポジションをクローズします。
stoploss=0; // ストップロスの値です
takeprofit=0; // 利確値の値です
trailingstart=0; //トレールストップを開始するポイント幅
trailingstop=0; //トレールストップのポイント幅
trailingstep=1; // trailingstopに追加する値幅(基本的にはtrailingstopで設定すればよいのでこのパラメーターは0で使用してください)
※80円ロングで、trailingstart100、trailingstop50の場合、81円を超えるとトレールストップが開始し、最初のストップを81-0.5で80.5円に置きます。
breakevengain=0; // 引き分けトレードを使用するときの利益幅(使ったことがないので動作未確認です)
breakeven=0; //引き分けトレードを使用するときの値幅(使ったことがないので動作未確認です)
maxspread=0; // エントリーを行う際の最大スプレッド値 0=無効 0の場合はどんなスプレッドでもエントリーを行いますので、スキャル系のEAなどの場合はこの値を小さめ(2など)にしたほうが良いと思います。
slippage=5; //許容スリッページ
☆エントリー関連のパラメーター
firstticks=false; //そのバーの最初の値動きの時にエントリーを行うかどうか
ticks=4; // 上記使用の場合 最初の値動きは何回目の値動きとするか(左記の場合そのバーで4回目の値動きを最初の値動きとします)
changedirection=false; //売り買いを交互に行うがどうか(買いの後は売り 売りの後は買い)
onesideatatime=false; // 既存の売りもしくは買いのポジションがある場合に同一方向のみでエントリーを行うかどうか
onetimecalculation=false; // エントリーの判断を各バーに付き1回だけ行うかどうか
enteronopenbar=false; //バーの始まり値のみでエントリーするかどうか
addpositions=false; // ポジションの追加を行うかどうか
addposmode=0; // 0=反対方向に追加, 1=同一方向に追加
pipstep=20; //ポジション追加の間隔
pipstepfactor=1.0; // ポジション追加の間隔の増加幅 (2の場合 20,40,80と*2でポジションを追加します)
shift=1 //シグナルをどのバーで判定するかになりますが、基本的には標準の設定で使用してください。
☆タイムフィルター関連の機能
usetimefilter=false; //タイムフィルター(エントリー時間制限機能)を使用するかどうか
注 上記のusetimefilterを無効(false)にすると以下のタイムフィルター関連のパラメーターは全て無効になります。
注 これらのタイムフィルター機能はエントリー時間を制限する機能になります。終了時間になっても既に持っているポジションは自動的に決済はされないので注意してください
注 各時間の値はサーバ時間の値です。ローカルPCの時間とは異なりますので注意してください。
summergmtshift=0; //夏時間用の gmt offset の値
wintergmtshift=0; // 冬時間用の gmt offset の値
mondayfilter=false; // 月曜日のフィルターを使用するかどうか
mondayhour=12; // 月曜日の開始時間
mondayminute=0; // 月曜日の開始分
weekfilter=false; // 火曜日から木曜日までのフィルターを使用するかどうか
starthour=7; // 火曜日から木曜日までのの開始時間
startminute=0; // 火曜日から木曜日までのの開始分
endhour=21; // 火曜日から木曜日までのの終了時間
endminute=0; // 火曜日から木曜日までのの終了分
tradesunday=true; // 日曜日の時間フィルターを使用するかどうか
fridayfilter=false; // 金曜日の時間フィルターを使用するかどうか
fridayhour=12; //金曜日の終了時間
fridayminute=0; // 金曜日の終了分
B.個別EAの独自パラメーター
①HL FIBO Trader30分足版
exitrule=false; //決済の為のルールを使用するかどうか→(使用する場合はratioexitlong、ratioexitshort、ratioexitlong2、ratioexitshort2の4つのパラメーターが有効になります。)
RSIDer3=14; // derivative oscillatorの期間ですがこのままで使用してください
lotmult3=1; // derivative oscillatorのパラメーターですがこのままで使用してください
⑤Multipair_Trader EA
timeout=false; // タイムアウト機能を使うかどうか
注 この機能を使うと指定した時間後にポジションを自動的にクローズします
closeafterminutes=60; // 何分後にポジションをクローズするか
⑥Slope Line_AUDJPY EA
exitrule=True; //決済の為のルールを使用するかどうか→通常はそのままtrueに設定してください
⑦MADev EA
mamethod=0; //移動平均線の種類 (上記※1を参考にしてください)
maprice=0; //移動平均線に使用する価格の種類 (上記※1を参考にしてください)
exitrule=false; //決済の為のルールを使用するかどうか→(使用する場合はmadevcloselong、 madevcloseshortの2つのパラメーターが有効になります。)